算出方法
GpuPrixコンシューマーGPU価格指数は、コンシューマー向けグラフィックカードの月次連鎖マッチドモデル価格指数です。GpuPrix自身が集約した小売商品データのみをもとに構築されています。このページは、引用可能な完全な仕様です。
何を測定しているか
この指数は コンシューマー向けGPUの標準的な実勢価格 が、月ごとに対象カードの構成を一定に保ちながら時間の経過とともにどう変化するかを示します。GPUは値上がりしているのか、値下がりしているのか、というシンプルな問いに答えます。値が100であれば基準月と同水準、110であれば基準より10%高い、95であれば5%安いことを意味します。
指数の計算式(連鎖マッチドモデル)
この指数は毎月、今月と前月の 両方 に存在するカードのみを比較します。これは「マッチドバスケット」と呼ばれ、各カードの価格変化の幾何平均(ジェヴォンズ指数)を算出し、その月次リンクを直前の水準に連鎖させます:
各カードは常に 自分自身 とだけ比較されるため、この指数は「構成変化(ミックスシフト)」の影響を受けません — 販売中のカードの構成が変わっただけで数値が動くことはありません。これは、変化の速いテクノロジー製品に対して各国の統計機関が採用しているのと同じマッチドモデル方式です。
基準期間と再基準化
この指数は 2024年5月 = 100 を基準としています(データが揃った最初の月です)。基準は特定のGPUではなく固定されたカレンダー月であるため、新しいフラッグシップの発売によって基準や過去の値がさかのぼって変わることはありません。
価格の算出基準:商品間の中央値
各カード・地域・日について、 在庫のあるすべての商品の中央値価格を算出し、さらに月内の日ごとの中央値を取ります。中央値を使うのは(単純な最安値ではなく)、価格取得エラーによる誤データ、1日限りのタイムセール、最安値の販売店が在庫切れになる影響を抑えるためです。
対象範囲
対象
- コンシューマー/ゲーミング向けGPU
- 新品(中古・整備済み品を除く)の商品
- パフォーマンススコアを持つカード
- VRAM容量ごとのバリエーションを個別に集計
対象外
- ワークステーション/プロフェッショナル向けGPU
- 中古・整備済み品の商品
- 在庫切れの商品
- 商品数が少なすぎるカード(下記参照)
外れ値・データ不足への対応
流通量が少ない生産終了間近のカードは、時に不自然な価格(特定の再販業者による法外な数値)を示すことがあります。これが指数を歪めないよう、当サイトでは次の対策を行っています:(1)バスケットに含めるには、その月に一定数以上の有効な商品があることを条件とする。(2) 外れ値処理(ウィンザー化) を行い、各カードの前月比変動を±50%に制限することで、1枚のカードが指数全体を大きく動かせないようにする。そして(3)マッチドバスケットが小さすぎる月は指数から除外する。
性能あたりコスト
価格指数とあわせて、当サイトでは 性能あたりコスト の指標も公開しています。これは、GPU性能1単位あたりに支払われた価格の中央値を、基準月で100となるよう再基準化したものです。価格指数が「GPUは値上がりしたか」を問うのに対し、性能あたりコストは「GPU性能1単位のコストは上がったか」を問います — より高速な新型カードの登場により、両者は乖離することがあります。
対象地域
この指数は 米国、カナダ、フランス, に加え、グローバル総合指数として公開されています。各地域の系列はすべて100に再基準化されているため、グローバル指数は為替換算を行わずにそれらを統合しています。十分な履歴データが蓄積され次第、他の地域も自動的に追加されます。
更新と改定
この指数は価格データの取得ごとに更新されます。 当月の値は確定するまで暫定値 であり、月が確定すると、その値は 固定され、修正されることはありません。後からベンチマークや価格の修正が入った場合でも同様です。今日見た履歴は、明日見ても同じ値のままです。
データと免責事項
GpuPrixが集約した小売商品データをもとに算出されています。価格は参考情報であり、販売店や地域によって異なります。この指数は市場動向を示すものであり、投資助言や購入の推奨ではありません。